赤ちゃん子供新聞のロゴ画像

  • どんなサイト?
  • コンテンツ一覧

子供のダイエット

相談者:母(35歳)

子供:娘(5歳)

幼稚園年長の娘がいますが、最近、自分が太っていることを気にするようになり、ご飯をあまり食べようとしなくなって困っています。
食事の時間になると、いちおうテーブルにつきますが、ほとんど残してしまったりします。
そして、どうしてもお腹がすいて、おやつの時間などにたくさん食べてしまうという悪循環になっています。
娘は確かに生まれた時からずっとぽっちゃりですが、肥満というわけではないと思っていました。
ただ、年長になって周りのお友達の女の子たちの影響もあって、服装やおしゃれ、アイドルに興味をもった影響が大きかったようで、悩み始めたようです。
来年から小学生なので、太っていることでいじめられたりしないだろうかと、私もだんだん不安になってきました。
ダイエットを応援してあげるべきなのか、気にせずちゃんとご飯を食べるように言った方がいいのか迷っています。
父親や祖父母は、体系など気にするな、ちゃんと食べさせろと言っています。

ダイエットは多くの女性の永遠のテーマですが、最近ではダイエットを考える年齢層がどんどん低下してきています。
私も実際、小学生の女の子本人や、娘を持つ保護者から体型やダイエットに関する相談を受けたことが何度かあります。
様々なメディアから発信される情報の影響で、早くから自分の体型を意識しだす女の子は確かに多くなっていると感じます。
ただ、みなさんお分かりだとは思いますが、体がぐんぐん成長する幼児期、学童期、思春期には、食事制限によるダイエットは基本的に良くありません。
食事制限によって必要な栄養の摂取が不十分になるのは、成長期の子供たちの心身にとってマイナスだからです。

相談者さんの娘さんもまだ年長さんです。
3食はバランスよく食べてもらいたいですよね。
娘さんがちゃんと安心して3食食べられるにはどうしたらいいか、そして、もし肥満が心配なのであれば、肥満を解消できる食生活について、今回はアドバイスしていきたいと思います。


ぽっちゃりで子供が悩んだ時に親が伝えるべきこと

・身長がどんどん伸びるから、ぽっちゃりは自然になくなっていく

・朝、昼、晩の食事をしっかり食べた方が、痩せやすく元気できれいな体になる

・おやつやお菓子、ジュースの飲み過ぎは、太りやすくなる

・家族はみんな今のままのあなたが大好き

・楽しく体を動かして遊ぶのが一番大事

子供のダイエットの知識は未熟です。
もし、ダイエット=食事制限といった誤った考えを持っているのであれば、子供でも分かる言葉で伝えて、食事や運動の大切さを理解してもらいましょう。
そして、家族がみんな体型なんて気にしていないこと、ありのまま、今のままのあなたが大好きだということも伝えてあげてください。
食事の時間が苦痛になってはかわいそうです。
家族みんなで楽しく会話をして、自然と食事が進むようにしてあげましょう。

では次に、食事量を制限する以外の方法で、子供のダイエットを実際どのようにサポートすればよいのか、下記にまとめました。

子供のダイエットのサポート方法

・ゲーム・テレビなどの時間は減らし、一緒に身体を動かして遊ぶ時間をつくる

・家の事を積極的に手伝ってもらい、家事でエネルギーを消費する

・十分な睡眠時間を確保するなど、生活習慣を見直す

・おやつは量をたくさん与えない、ヘルシーなものにするなど気を配る

・ファストフード、ジャンクフードを食べる機会は家族全員でなるべく控える

・3食は、出来るだけ一汁三菜を並べ、汁物から食べるようアドバイスする

・飲み物はお茶、水を中心として、ジュースや清涼飲料水は控えめにする

・たくさん噛みながらゆっくり食べるようアドバイスする

私が知っている例では、ダイエットしたいと小1の娘が食事制限をするからといって朝は菓子パン1つだけ与えている親や、小3の娘が体型を悩んでいるとも知らず、自分の趣味であるレストランの食べ歩きに毎晩遅く連れまわす親などもありました。
これでは、悩んでいる子供の気持ちに寄り添っていませんし、誤った食生活でますます心身の成長を阻害する可能性さえあります。
子供の食生活は親に依存しています。
親が気を配れば、子供の肥満や肥満傾向は必ず解消されるはずなのです。
私たち親はそのことを肝に銘じて、まずは自分や家族の食生活も見直してみることが大事ですね。

(2014/8/28 食育指導士・相楽まりこ)


« 前へ
食育相談室
次へ »
木のおもちゃバナー
銀のスプーンバナー
  • ツイート
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

赤ちゃん子供レシピ | 食育お悩み相談室 | 職人に聞く。

赤ちゃん子供新聞ブログ | 手しごと本舗(楽天)

Facebook | Google+

Copyright(C) 2013-2014 赤ちゃん子供新聞 All Rights Reserved.